BMIってなに?運動してるのにBMIが高くなる理由!【計算方法と基準値】

筋トレや運動で体が引き締まってきたのに、『BMIが高いから私は肥満なの?』と不安になっていませんか?

BMIとは、肥満度チェックに使用される数値ですが、運動している人でも健康診断でBMI値が高いと言われてしまうこともあるのです!

ではなぜ、運動やトレーニングをしている人でもBMIが高くなってしまうのでしょうか?

BMIってなに?

BMIはBody Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の略称であり、健康診断の時に肥満度チェックに良く使われています。

これは体重と身長を元に肥満度を算出する方法で、この数値を元に、現在の体重が健康的であるかどうかの判断をします。

また、BMIの計算と算出される数値は世界共通ですが、日本では日本肥満学会による判定基準が用いられています。その日本の基準値は22です。

BMI基準値】:BMI「22」は日本でもっとも疾病の少ないとされる数値な為、標準体重(理想体重)の計算式にも使われます。

BMI値の日本肥満学会の判定基準は、以下を参考にして下さい。

〜18.5痩せ型
18.5〜25標準
25〜30ちょい肥満(1度)
30〜35肥満(2度)
35〜40超肥満(3度)
40以上〜危険(4度)

運動してるのにBMIが高くなる理由

バーベルで筋トレをしている男性のイラスト

驚きかもしれませんが、運動している人ほどBMIが高くなり、健康診断で引っ掛かる可能性があります。

その理由は筋肉量が他の人より多いからです!

…え?なんで?

と思われたかもしれませんが、実は筋肉が多いとBMIも高くなるんです。

なので筋トレをしているのに、健康診断でBMIが「高いですね~」と言われても、それほど気にしなくて良いわけです。

実はBMIは「身長が高いほど体重が重くなる」という考えが元になっています。

体重と身長だけで算出されるため、もともと筋肉が多くて体重も重いという人の肥満度チェックには不向きです。これらは特にアスリートや日常的にトレーニングをする人が当てはまります。

こういった人ほどBMIの数値の信頼性は低くなります。つまり、筋肉があり身長が低い人ほどBMIの数値と、実際の健康指数は一致しなくなるのです!

このようなこともあるため、運動している人はBMIよりも体脂肪率を気にすべきです。

体脂肪率について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。
体重より体脂肪率!痩せたい人は体脂肪率に注目すべき理由!

ヒント:運動する人の健康状態を把握するには、体脂肪率と筋肉の量を考慮しなければなりません。

じゃあ、なぜBMIは使われているの?

体重と体脂肪は

  • 体のコンディション
  • トレーニングの度合い
  • 年齢
  • 性別

などによって変化するため、肥満を定義するのは難しいです。

そのため、比較的簡単に肥満度を測定する方法の1つとしてBMIが利用されているのです。

BMIの計算方法は?

bmiを測れる体重計のイラスト

BMIは成人した男女共通の測定方法であり、計算方法は世界共通です。

BMI計算するために必要なのは、体重(kg)と身長(m)だけです。

BMI = 体重 (kg) ÷身長 (m)2(二乗)

または

体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)

で計算出来ます。

例えば、身長168cmで体重が72の方の場合はBMI=25.7となります。

計算: BMI = 72 kg÷1.68m (二乗) = 72 kg ÷ 2.8 = 25.7

日本でBMIが25以上の人は肥満(1度)と判定されるから、この人は体脂肪率が13%であっても健康診断で引っかかってしまうということです。

BMIは運動しない人向けです

BMIは運動を日頃しない方向けです!

全く運動をせず1日過ごす人の肥満度チェックにBMIは悪くありません。

そして健康診断時にすぐに算出できるため、とても便利だと言えます!

繰り返しますが、運動する人はBMIのことを、それほど気にしなくて良いのです。

運動している人はBMIや体重よりも体脂肪率を気にするようにしましょう。

これからも正しいトレーニングを行い、健康な体を私と一緒に目指しましょうね!