体重計より体組成計に乗ろう!【知っておきたいこと5つの注意点】

自分の体の状態を知るには、体重計より体組成計の方が正確です。

体重計だと体重しか分かりませんが、体組成計なら体脂肪率、筋肉や骨の重さまで分かります。

今回の記事では、正確に計測するための体組成計の仕組みや種類についてと計測時の注意点をご紹介します。

体組成計のしくみと種類

体組成計を持つ笑顔のヘイキさん
体組成計を測ってみよう

体組成計は手と足を通して、微量の電気を体内に流し、その電気抵抗をもとに体脂肪率や筋肉量などを推定します。

あくまで推定値であるため、時間帯や機種によって差が生まれるのは当然ですので、あまり測定結果に一喜一憂する必要はありませんよ!

体組成計の3つのタイプ

体組成計は主に3つのタイプに分かれます。

  1.  手だけで握って測定するタイプ(超小型)
  2.  足で乗って測定するタイプ(体重計のような測定器)
  3.  測定に手と足を使うタイプ(家庭用と業務用)

この中で、手と足の両方を使うタイプ(3)が一番測定に使う電極が多い分、正確性があると言われています。

しかし、私が色々なマシンを試した結果、その差は許容範囲内なので、それほど気にしなくて良いと思います。

自分に合った好みのものを選びましょうね!

Q.どのタイプが一番オススメですか?

A.私は、便利さや使いやすさを考えると、この3つの中で足で乗る体組成計(2)がオススメです。

あまりにも設定や乗るに手間の掛かるマシンだと面倒臭くて、乗らなくなってしまうからです!

体組成計のメーカーによって出る値も違う

三つの種類の体組成計のイラスト

『あれ?!こっちの機械では違う数値が出た!』

こういった機器によって数値が変わることがありますが、技術の限界の面もあって、メーカーによって算出される値は違うという事を念頭に置いておきましょう!

そもそも、体組成計の測定技術自体が医療機器と違って100%正確ではありません。

メーカーによっても結果にバラツキがあるくらいな技術であるから、結果は推定値しか得られないです。

この理由で測定は、必ず同じ測定器で毎回同じ時間帯に行うようにしたほうが正確性が高まります。

Q.体組成計は業務用じゃないと正確な数値は出ない?

A.私はタニタの業務用と家庭用の体組成計を使ったことがありますが、家庭用の測定器であっても、業務用とほぼ同じ値が出てきました。なので、業務用じゃないと正確な値が得られないという訳ではありません。

体組成計で測る際の5つの注意点

体組成計に乗る5つの注意点

1.電極の部分と足裏をきれいにする

乗る前にタオルで体組成計の電極の部分と足裏を拭きましょう。

埃などが付いていると結果に影響することがあります。

2.毎回同じ時間帯に計る

体内環境の変動による誤差を防ぐため、できる限り毎回同じ時間帯に計るようにしましょう。体重や体脂肪率は体内水分量により、時間帯でだいぶ違ってきます!

一番正確な値が得られるのは、朝起きた直後です。

つまり、朝に測定したデータと夜に測定したデータを比べる意味はありませんよ。

3.入力する身長は毎回同じ数値で

入力する身長は毎回同じ数値を用いるようにしましょう。体組成計に乗る度に測り直す必要はありません!

夜の方が身長は約1センチほど縮んでいるのですが、それは重力による影響に過ぎず、いつもの値を用いましょう。

4.トレーニング前に測定する

ジムで測定をするのであれば、必ずトレーニング前にしましょう!

トレーニング後では水分補給や発汗によって体内水分量のバランスが崩れ、正しい値が得られません。

体脂肪がトレーニング後にどれくらい減ったかどうかを確認する目的で測定する人も見かけますが、1回のトレーニングで燃焼できる体脂肪はほんのわずかなので、あまり意味をなしません。

5.体重ではなく体脂肪率で判断する

体重より体脂肪率で判断しましょうね!

体重は体脂肪が減ったかどうかを示す数値ではありません。

運動前後に起こる体重の変動は、体脂肪率の減少によるものではなく、体内に含まれている水分量の変化によるものです。

ヒント:運動後に測定すると数値が上がっていることも良くありますが、それは運動中に水分補給を行ったために、体内の水分量が増えていることが理由です !

日々記録をしてグラフ化しよう!

体脂肪率のオレンジの折れ線グラフ
体脂肪率の変動

最近では、スマホ用に開発された便利なアプリもあります。自分の体の経過を定期的に測定し、グラフにしてみましょうね!

昨日と今日を比べるだけでは本当の変化に気づかず、誤った結論に至る場合があるため、測定をし、途中の経過をみるべきです。

その結果から、様々な対応策がわかることもあるのです!