意外と知らない!体力や筋力、筋肉の言葉の違い【3つを簡単に解説】

みなさんは日常的に『体力』『筋肉』『筋力』という言葉を使っていますが、詳しくこれらの違いを説明できますか?

多くの方が全て意味を同じだと思っているようですが、実は大きな違いがあります。

トレーニング関係の専門書やこの教科書では、次の意味で使用しています。

体力とは?

心拍数で走る男性

体力とは、体の運動能力、心肺機能、スタミナおよび筋持久力などのことを総合的に指します。

簡単に言えば、筋肉がついてから筋力がつく、筋力がついたら体力もついてくる、というイメージです。

筋肉と筋力は何が違うの?

筋肉は体を動かすエンジン

顔がついている腕の筋肉のイラスト

筋肉は物理的に骨に付着しているもので、体を動かすためのエンジンです。

筋肉を動かせばその存在を意識することもできますし、目でも確認できます。

『なんだか体型が変わったね!』と誰かに言われたら、

これはトレーニングで筋力がついたという意味ではなく、それは筋肉がついたという証です。

筋力は単純に力である

ダンベルを持つ筋力のある手のイラスト

ところが、筋力というのは物理的に存在しないものであり、目で見ることができません。

トレーニング重量が上がったと感じられたら、それは筋力がついたという証です。

筋力は単純に力のことです。力持ちは筋力のある人を意味します。

ヒント:ジムで多くの人を混乱させているのが、体組成計の数字です。体組成計で測定できるのは、筋肉と脂肪の量であり、筋力は測定できませんのでご注意ください。

体組成計について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
・体組成計について知っておきたいこと【種類と5つの注意点】