ジムに行けば、様々な形や大きさのバーベルを見かけますよね!きっと筋トレ初心者からすれば、どれでも一緒だと思うかもしれません。
異なる形状や大きさのバーには、何の違いがあるのでしょうか?
実は、その形にトレーニング効果を高める秘密が隠されており、バーの形状や長さが変わることで、トレーニング効果も大きく変わっていくのです!
EZバーとストレートバーのそれぞれの特性を理解することが、トレーニングの効果をさらに引き出すきっかけになりますので、是非この記事で学んでいきましょう。
EZバーとストレートバーって何が違う?
バーベルの種類と形
みなさんがジムでもっとも目にするのは、
- EZバー
- オリンピックバー
- ショートバー
の3種類です。
では順番に詳しくみていきましょう!
EZバー
EZバーは、持ち手(少しザラついている部分)がやや曲がっているバーのことです。
写真を見て『このクネクネしたやつ見たことある!』と思われた方もいるかもしれませんね。
このEZバーは、上腕二頭筋(力こぶ)や上腕三頭筋(二の腕)などを鍛えるの腕トレーニングによく使用されます。
代表的なエクササイズは「EZバー・バイセプス・カール」や「トライセプス・エクステンション」です。
オリンピックバーとショートバー
上記に写っている2本のバーは用途とトレーニング効果は同じですが、長さと重さが違います。
【オリンピックバー】
標準サイズのオリンピックバー(上)の重さは20キロで、長さは2200mmです。
オリンピックバーというのはその名の通り、五輪競技のパワーリフティングで用いられるバーです。名前はすごいですが、これはジムで使える 標準的なバーとなります。
この全長の長い標準的なバーは、「ベンチプレス」や「バーベルスクワット」「デッドリフト」といった高重量を扱う種目に適しています。
ポイント:オリンピックバーは、どのジムにも置いてある標準的なバーで、特別なアスリートにしか使えない訳ではありません。
【ショートバー】
ショートバー(下)の重さは10キロで長さは1200mmです。
ショートバーは短く、重さも半分であることから、スクワットやベンチプレスといった種目にはあまり向いていません。
それらの種目と比較して負荷の低い、腕のトレーニング に適しています。
また、バーの長さにより使用中の安定感も違うため、筋トレ初心者は短いバーで練習すると良いでしょう。
バーの持ち方とそれぞれの利点
形状が違えば持ち方が変わり、効果も変わっていきます。
EZバーの利点
EZバーを握ると手はまっすぐではなく、V字のようになります。
そのため手首への負担も軽減され、筋トレ初心者でも安心して行えるでしょう。
EZバーでバイセプスカールを行うと、上腕二頭筋(力こぶ)とともに上腕筋(力こぶをさらに盛り上げてくれる腕の筋肉)も動員され、トレーニング効果としても一石二鳥ですよ!
ストレートバーの利点
ストレートバーでは手の平が真っすぐ上を向きます。
手首への負担は高いのですが、力こぶを鍛える効果も高いのです。
どっちのバーを使えば良い?
腕のトレーニングにはEZバー
腕のトレーニングをするのであれば、手首の負担が少ないEZバーのほうがお勧めです。
しかし、ストレートバーは人により手首への負担が心配されますが、EZバーより上腕二頭筋(力こぶ)を鍛えるには効果的ですので、初心者を卒業したらチャレンジしても良いでしょう!
バーベル種目にはストレートバー
「ベントプレス」や「バーベルスクワット」など、バーベルを使用した種目を練習する際には、ストレートバーがオススメです。
そして、10キロという負荷は女性でも頑張れば扱える重量です!
安定感のある短いバーで正しいフォームを習得すれば、2〜3ヶ月後には体が楽に動けることを実感できるでしょう。
まずは、バーのみの重さからはじめ、慣れてきたら専用のプレートを取り付け負荷を加えていきましょうね!