トレーニングにはモチベーションの維持が大きな鍵となります。
最初はやる気がありモチベーションが高かったのに「最近はなんだが運動する気にならない‥」という悩みを抱えている方も多いかもしれません。
これは運動が嫌いな人だけが直面している課題ではありません。そう、中級者や上級者でもトレーニングを休みたくなる時があります。
では、そんなモチベーションが低下した時はどうすれば良いのでしょうか。
それは今回の記事で紹介する、モチベーションを引き出すテクニックを知っておけば、いつだって簡単にモチベーションをアップできるようになります!
モチベーションを引き出すテクニック12選
どんなにやる気がなくても、疲れていてもモチベーションさえ沸いてくれば、人間は動くのです!!
そこで私がパーソナルトレーナーとして、お客さまにオススメしている12個のテクニックを紹介して行きます。
- 明確な目標を設定する
- リズム感のある音楽を聴く
- ジムでは口先よりも、体を動かしましょう
- フィットネスモデルの写真のコレクションを作る
- 著名人の名言を自分に言い聞かせる
- 高いトレーニングウェアを購入する
- 挑戦者になる
- 他人のことを気にしない
- 想像する
- トレーニングパートナーと一緒にトレーニング
- パーソナルトレーナーをつける
- 「1・2・3・GO」のルール
上記これらは全て行う必要はありません。その日の気分にあったテクニックを選んで使ってみてください。
では詳しくみていきましょう!
テク1:明確な目標を設定する
目標は低く、必ず実現できるレベルに設定しましょう。実現できた成功体験は、あなたのモチベーションの向上につながります!
また、「痩せたい」「強くなりたい」というの目標は明確なものではないため、具体的に数字(期限や回数、何キロ)を設定しましょう。
達成目標の期限は月単位ではなくて、日数で明記したほうが効果的です。日数はカウントダウンできるため、毎日にワクワク感を与えることができます。
例)効果的な目標(数字を入れて達成目標は低めに)
- 30日間で腕立て伏せ15回できるようになりたい
- 60日間で1キロの体脂肪を落としたい
ヒント:私も大き過ぎる目標を設定してしまう場合があります。最初は頑張れるが、途中で疲れてくるのは同然です。一番良いのはやっぱり小さな目標をコツコツ達成していくことですね!
テク2:リズム感のある音楽を聴く
ほとんどのジムでは常に音楽が流れています。ジムによって選曲は様々です。
音楽プレーヤーに自分の好きな曲を集めたジム用のプレイリストを作れば、トレーニング中のモチベーション向上に繋がります。
人によって好みは異なりますが、スローテンポな曲よりもアップテンポな曲のほうがオススメです。
ヒント:ジャンル別にはロック、ヒップホップ系があげられますが、自分が聴いてテンションの上がる曲であれば何でも良いでしょう。
テク3:ジムでは口先よりも、体を動かしましょう
実は、ジムには誰かとお話することが目的で来る人もいます。
そういう人たちと一緒にグループで運動するのは楽しいことですが、真面目な人ならお話は程々に、トレーニングに集中すべきです。
もちろん、話をしながらトレーニングをする(重りを扱う)のは超危険です!
全力が出せないどころか、うっかり怪我をしてしまうこともありますので、ご注意ください。
トレーニング中は、しっかりと自分の体(筋肉)と向き合いトレーニングに集中しましょうね!
テク4:フィットネスモデルの写真のコレクションを作る
このテクニックは相当パワフルであり効果が高いです。
自分が『どんな体になりたいのか』あるいは『他の人がどんなに素晴らしい体をゲットしているか』を見るだけでもモチベーションがどんどん湧いてきます。
ちなみに、これはモチベーションが低い時やトレーニング前に、見ると効果的ですよ!
ヒント:私はインスタグラムに自分のモチベーション専用アカウントを作って、そこに画像を集めています。溜まった画像に毎日目を通して行けば、自分の目標がより明確になりますし、モチベーションも上がるので是非やってみてください!
テク5:著名人の名言を自分に言い聞かせる
人の感情は、言葉によって変わるのです。
言葉を選ぶだけで、交渉がうまくいったり、人の気持ちまでもが一瞬にして虜にされるのです。
そこで、あなたが心に響いたお気に入り名言リストを作ってみましょう。
例えば、こういうのはどうでしょうか?
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
スラムダンク
「やってみる、ではダメ。やるか、やらないか。」
ヨーダ先生(スターウォーズ)
「人生は甘くても、筋トレは甘くない」
Dr.HEIKI(僕の人生モットー)
こういった名言を読むだけで、なんだかやる気が出てきますよね!?
テク6:高いトレーニングウェアを購入する
自分が気に入ったスタイリッシュ良質なトレーニングウェアを購入しましょう。
人間は安いものを大事にしません!
なので、トレーニングウェアがあまりにも安くて気に入っていないと使う気にならないし、ジムから足が遠のいてしまいます。まさに、安物買いの銭失いですね。
そこで、良質でスタイリッシュなウェアを買えば、愛着がわき、それに見合った体型になろうとジムにも向かうようになるでしょう。
トレーニング同様、自分への投資は必ず返ってきます。
格好良いウェアでスタイルも良くなり、ジムで他の人の羨ましがるような視線も感じられるようになるので、一石二鳥です!
テク7:挑戦者になる
人間は挑戦するのが好きな生き物です。そして自分がどのくらい成長したかを他の人にも見せたがるのもです。
例えば、高い車を買った時や、腹筋が割れてきたら、みんなそれをSNSにアップし、「いいね」で競い合ってますよね?そう、「いいね」が100個を越えると嬉しいものです。
そのために頑張っても良いし、それが背中を押してくれるモチベーションに慣れば尚更良いです。
自分のためのチャレンジメニューを作ることで、目標が明確になり、トレーニングモチベーションも高くなるでしょう。
例えば、以下のようなチャレンジメニューを立てて挑戦してみましょう。
・【30日間限定で、毎日腕立て伏せを30回やる】
このチャレンジの場合は、30回の腕立て伏せを連続で行うのではなく、一日を通して30回やるという話です。30日間も継続していけば、なんと900回も腕立て伏せをすることになります。そう、チリも積もれば山となる!
・【10週間限定で、「火」と「金」だけ有酸素運動を30分間やる】
この例のように、曜日と運動の長さで決めても良いでしょう。このチャレンジだと10週間で、60時間もの有酸素運動をすることになります。
ヒント:チャレンジメニューの良いところは、やらなければならない運動の内容と期限が見えていること。適度な内容と強度に設定することで、運動が嫌いな人でもストレスなくチャレンジできるでしょう。
テク8:他人のことを気にしない
仮に標準体重から30キロもオーバーしていても、堂々とジムで運動してみましょう。
ジムは汗をかくところなので、他人の目を気にしなくて大丈夫ですよ。
『そろそろジムに通おうかな』と思っただけでも体は運動モードに切り替わります!
そのやる気が消えないうちに、今が変わるためのチャンスだと思って
体型を変えて周囲を驚かせてみてはいかがでしょうか?
太っている方や運動を始めたばかりの人は、痩せやすいのでトレーニングやジムに通うことをお勧めします。詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。 ・すぐに痩せるのは太っている人?!これが当てはまる人は痩せやすい!
テク9:欲しいボディを想像する
欲しいボディを想像しながら、トレーニングに励んでみてください。
実はこのテクニックから得ることは、想像以上に多いです。
例えば女性の場合、しなやかにくびれたウェストなどの、魅力的な自分をイメージしながらトレーニングしてみましょう。
筋肉をつけたい男性であれば、自分がモンスターになって、重いダンベルを軽々と扱えるような力を持っていると想像するのも効果的です。
ボディビルダーとして有名なアーノルド・シュワルツェネッガーは腕のトレーニングに取り組む時に、
『自分の腕は山のように大きく、ピークがでかい!』
と想像しながら筋トレを行っていたようですよ!
テク10:トレーニングパートナーと一緒にトレーニング
一人だと簡単にジムをサボることができるのですが、パートナーと約束していれば必ずジムに向かいますよね!
人間は一人だと心が弱くできることも限られますが、パートナーがいることで心強く、様々な面で可能性が生まれます。
さらに、励ましあったり、補助をしあったり、時には競い合ったりすることで、楽しさも倍増します。
もし、トレーニングパートナーがいない場合は、自然とコミュニティができるような規模の小さいジムに入会しても良いでしょう。
日本には個人や外国人が運営している小さなジムも多いので、ネットで検索をしてみてはいかがでしょうか。
ヒント:他人と競い合い、励まし合うことでモチベーションが上がるような人には、クロスフィット系のジムもオススメ。決して楽ではありませんが、みんなと同じメニューをこなし、ランク付けして行きます。
この以下の写真の夫婦を見てください!
二人で減量し始めた結果、なんと二人で合計200kgも減量に成功しました。
この二人はトレーナーさんの力は借りず、あったのは二人の支え合いだけです。
もし本格的にトレーニングをやるのなら、この夫婦のように誰かと一緒にやった方がモチベーション維持にも繋がりますよ。
テク11:パーソナルトレーナーをつける
パーソナルトレーナーは運動に関する知識が豊富で、専門資格を有するトレーナーです。
運動処方だけではなく、モチベーションやスポーツ心理学にも詳しいトレーナーも多く、一人では運動の継続が難しいと思っている人が頼りにできる存在です。
パーソナルトレーナーは予約制の場合が多く、運動習慣をつけるには良い選択肢の一つです。
続けるのが心配であれば、1ヶ月分の予約を事前にとってしまえば、ジムに行かざる得なくなります !!!
パーソナルトレーナーについては以下の記事がオススメです。 ・パーソナルトレーナーの失敗しない選び方【信頼できるトレーナーを見つけよう】 ・パーソナルトレーナーをつける6つのメリット
テク12:「1・2・3・GO」のルール
1・2・3とカウントし、3つ数えたらGO!と思いっきりやってやる!というルールです。
疲れていると、次のセットに移行するのが段々と辛くなっていきます。
次のセットだけではなくて、苦手なエクササイズをやらなければならない時も同じ気持ちになりやすいのです。
こういう時には、「1・2・3・GO」というルールが非常に効果的です。
これはバンジージャンプと同じで、どうせやらないといけないなら、遅らせるよりも早いほうがずっと楽だということです。
一番大事なのは習慣にすること
トレーニングのやる気を簡単に起こす1番の方法は習慣にすることです。
つまり、それが当たり前になっていれば良いです。口では言いやすいけど、なかなか難しいのが事実です。
そこで、毎日たくさんやらないで、決められた日時に少しだけやってみることから始めてみましょう!
それを繰り返して行けば、無理せずに習慣にすることができますよ!