『夕食を食べなければ痩せるでしょう〜』
なんて夕食抜きダイエットを考えている人は、ちょっと待って下さい!
確かに夕食をスキップすることで摂取エネルギーの量が減りますが、それが痩せることに繋がるかどうかは正直言って微妙であり、とても危険です。
夕食抜きダイエットが危険な理由
寝ている間に体は作られるということは、多分聞いたことがあるかと思います。
それはまさにその通りです!
しかし、寝ている間は栄養素(特にタンパク質)の補給が制限されているため、筋肉づくりに欠かせないアミノ酸が不足してしまいます。
栄養不足に陥ったら、体内でどんどん筋肉の分解が進み、栄養補給やエネルギーとして利用されてしまうのです!
この現象をカタボリック状態と呼びます。
つまり筋肉が減ってしまうカタボリック状態から体を守るには、しっかりと食事を取る必要があります。
ヒント: 筋肉を愛するボディビルダー達はカタボリックを回避するために、夜中に起きてプロテインを飲んだりしていますが、一般の方はそこまでやる必要はありません。 カタボリック状態から体を守るにはしっかりと食事で栄養を取れば良いのです。
しかし、栄養を摂るからといって、なんでも食べていいわけではありませんよ。
きちんと正しいものを正しい量取る必要がありますよ!
じゃあ何をどのくらい食べればいいの?
夜は少量で消化のいい物を食べよう
私が日本に来て最も驚いたのは夕食の量です。
日本だと一番大きい食事は夕飯ですが、北欧では朝食がメインで、夕飯は少なめです。
これらは多分歴史的な背景も色々あるかと思いますが、夕食は少量にしましょう。
なのでトレーニングで体を変えたい人ならば朝食をメインにすべきです!!
また夕飯を食べてから寝るまでどれくらいの時間があるかどうかも大きな要素ですが、消化に時間が掛かるものは避けるべきです。
ヒント: 例えば、脂っこいものや炭水化物を豊富に含むお米やパンなどは不向きです。 夜はタンパク質を中心とした食材を選べば失敗しないです。
胃に負担になりにくい食品
夜寝る前に食べるのであれば、胃の負担にならない以下の物がオススメです。
胃の負担にならない食品 | 目安量 |
---|---|
プレーンヨーグルト | 200g程度まで |
豆類(味付けなしのものが理想) | 100g程度まで |
消化の遅いプロテイン(カゼイン) | 適量 |
鶏肉(皮や脂無しの胸肉やささみ) | 100g程度まで |
豆腐 | 200g程度まで |
中でもプレーンヨーグルトが良い
低カロリーでありながら、胃の負担にもならないです。
さらに、ヨーグルトのもっとも優れた点は消化の遅いカゼインというタンパク質を豊富に含んでいる点です。
だから寝ている間も筋肉分解を防ぐアミノ酸が共有されるので、寝ている間も心配ないです。
注意:ここでいうヨーグルトは自家製(自分でヨーグルトメーカーで作る)か、市販のプレーン(味なし)のヨーグルトにすべきです。 味付けのヨーグルトは美味しいけど、余分なカロリーを含んでいるから夜食としてオススメ出来ません。
上記の写真は私の夕食です。
いつも自家製のヨーグルト200gとトマトを1個食べています。
量が少ないと思う方もいるかもしれませんが、このくらいが消化にちょうどいいんですよ。
ヒント:トマトには塩を掛けて食べます。塩分の摂りすぎも良くないが、不足してくると筋肉が痙攣起こしやすくなるので、運動する人は常に意識して適量を摂るべきです。
夕飯についてのまとめ
あなたが今までのトレーニングで体が変わらなかったのは、カタボリック状態が一つの原因であったかもしれませんね。
トレーニングしている人は、夜は胃に負担のないものを少量とることが大切だということを覚えておいて下さいね。
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