運動前は食べるべきなのか?運動前の食事の重要性

皆さんはトレーニング前の食事で『食べた方が良いのか…、それとも食べない方が良いのか…』迷ったことはありませんか?

この悩みには多くの方が悩まされていて、昔から「トレーニング前に食べるべきか否か」に関する議論が繰り広げられてきました。

しかし、この答えは様々あり、じつはトレーニングで何を達成したいのかが重要になってきます。

食べるか食べないかは達成したい目標で決まる

運動前の食事に関しては、運動を通じて、どんな体になりたいのかによって食事をするのかの選択が決めることが大切になってきます。

では、どんな目標の時は食べた方がいいのか、食べない方がいいのか、それぞれ詳しく見ていきましょう!

運動前に食べたほうが良い時とは?

筋力増強や筋肥大を目指している時!

筋肉かついている腕のイラスト

筋力増強や筋肥大を目指している時の場合は、運動前に食べた方が良いです!

トレーニング前に食べることで、力が出るようになり、高重量を扱えるからです。

運動前の食事で馬力が変わる

トレーニング前の食事で、トレーニング中の馬力がかなり変わってきます。

何も食べないでトレーニングすると筋肉に力が入らず、いつものトレーニング負荷が重く感じることがあります。

トレーニング前の食事は、朝であろうが夜であろうが、高炭水化物と低脂肪食が基本です。

また筋トレ開始90〜120分前までに終わらせるのが望ましいです。

食事内容については以下の記事も参考にしてみてください。

運動前・中・後の食事は何を食べればいいのか?【栄養補給とその役割】

私の過去の失敗談

実は私は筋トレ前の食事で大失敗したことがあります。

それは午後トレーニングする日に、昼食としてインドカレーとチーズナンを2枚も食べてしまった時です。

銀のお皿に入っているカレーとチーズナンの写真

激辛カレーやチーズが大好きな私がそれを12時半に食べてたら、なんとお腹は夜の19時までに空かず、結局その日はトレーニングができなくて本当に悔しかったです。

それはチーズナンやカレーが沢山の脂肪を含んでおり、脂肪の消化は炭水化物に比べて相当遅いのです。

まあ、こういう失敗も重要です。

失敗から学べば結果的に良い経験に違いないし、2度と繰り返す事もないですね !

【 筋トレ前に脂っこいものは禁物 】:脂肪の消化に時間が掛かり、朝食や筋トレ後に向いているが、トレーニング前はNGです。なので、パンケーキ・カレーやラーメンなどは禁物です。

運動前に食べないほうが良い時とは?

有酸素運動でカロリーを消費したい時!

有酸素運動をして脂肪燃焼している女性のイラスト

痩せたい人や体を引き締めたい人なら空腹のままのトレーニング(有酸素運動)がオススメです。

有酸素運動は大きな力発揮を必要としないため、空腹のまま行うと効果が高まります。

空腹の状態であると、体内に蓄えてあるエネルギーの筋グリコーゲン(糖質)や体脂肪がエネルギー源として使用されるためです。

逆に有酸素運動の前に食べると、体内にあるエネルギー(筋グリコーゲンや体脂肪)ではなく、食事で摂取したエネルギーで体を動かすことになります。

要するに、車のタンクにあるガソリンが減ったらすぐに満タンにするというイメージですね。

これは結果的にはシェープアップに繋がるカロリー消費は起こりません。

ポイント:引き締めたいなら、体内に蓄えてあるエネルギーを優先的に消費する必要があるのです!

有酸素運動について詳しく知りたい方は以下の記事がオススメです。

朝トレ前に何も食べないと出てくる体の反応

朝トレする場合に何も食べずにトレーニングすると、以下のこれらの体の反応が出てくる場合があるため注意が必要です。

  • お腹が痛くなる
  • モチベーションが起こらない
  • 集中しにくくてイライラする

これらは、寝ている間エネルギーの補給がない為に、体がガス欠の状態で力が出ず、脳が利用できるエネルギーも制限される為です。

結果、これらが原因でトレーニングの質も下がってしまう可能性があります。

トレーニング前は少量でも食べるのをお勧めします!

半分に割ってある茹で卵のイラスト

結論、痩せたい人でもトレーニングする前に食べるべきです!

空腹のまま有酸素運動を行うと脂肪燃焼効果が高まるという利点があっても、

空腹のままのトレーニングを習慣にしないほうがいいです。

だって、体を動かすエネルギーがなければ、痩せられません!!!

注意:空腹だと痩せやすいと思っている人は、ちょっと待ってくださーい!

人間はそんなに単純に出来ている生き物ではありませんし、体脂肪がエネルギー源として利用され始めるのは本当に相当切羽詰まった時に限ります。

まずは筋肉の分解がされてしまうため、ダイエットはリバウンドするし、空腹の状態は望ましくないですよ!!

運動前の食事の重要性

エネルギー不足のままトレーニングをするとマイナスなことが2つ起こります。

①力が出ず、高重量でのトレーニングができなくなる。
これは結果として筋線維は十分な刺激を受けず、いくら頑張っても力も筋肉もつかないです。

余談ですが私が筋トレを始めた高校生の頃、授業の後にジムに行っていたのですが、空腹のままトレーニングをすることが多かったのです。

そのため空腹のあまりお腹が痛くなることもしばしばありました。

②体はエネルギーを筋肉から生み出そうとする。
要するに、エネルギーのために、筋肉そのものの分解が始まります。

この現象をカタボリック(筋肉の異化)と言います。

一度失った筋肉はなかなか戻せないので、やり過ぎないように気をつけましょう。

上記の理由により、運動する前にエネルギーを補給すべきです。

ただし消化吸収に時間がかかるため、食事は筋トレ開始2時間前には終わらせるようにしましょう。

食事制限するより運動でカロリーを消費を目指そう


ダイエットが目的の場合は、食事制限を行うより、トレーニングでできるだけ多くのカロリーを消費するように努力すべきです。

何度も繰り返しますが、目的が脂肪燃焼の場合でも筋トレ前に少しでも食べるべきです。

そして、昼食及び夕飯をちょっと削れば、全体の摂取エネルギーが減り、痩せるのです!ほら簡単でしょう!

減量の場合は、食事内容やタイミングまでを計画的に行う必要があります。「今日食べない、明日大食いする」というのは結果に繋がりません。できれば、短い期間(一週間)など決めて実行して見ると良いでしょう。

食事について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてくださいね!